997 GT3R (2011)

2011 Super GT Japan / エヴァンゲリオンRT弐号機DIRECTION ポルシェGT3R


2010年にデビューした 997型の GT3Rは、世界各国のカスタマー・レーシング・チームを対象とした FIA-GT3仕様のモータースポーツ専用車両です。2009年のワンメークレース用の GT3 CUPカーをベースに開発され、3.8リッターから4リッターに拡大された6気筒エンジンは 30馬力アップの 480馬力、6速のシーケンシャル・ギアボックスを搭載し、迫力のあるワイドボディは僅か1,200kgという軽量に仕上られていました。

日本で人気の SUPER GTシリーズに参戦している DIRECTION RACING は、2011年の GT300クラスを エヴァンゲリオンRT弐号機DIRECTION ポルシェ GT3Rで戦い、Carlo van Dam, 水谷晃, 横幕ゆぅ らがステアリングを握りました。

この作品はフジミ (Fujimi) 1/24のキットを組んだものです。今回のフジミのキットは同社エンスー・シリーズの頃のキットと比べると部品の合いも良く工作は簡単ですが、やや裾広がりな印象のボディは前後バンパーを中心に形状を修正し、開口部をメッシュで処理したほか、サイドのウィンドウは薄手のものに交換し、ホイールとリヤスポイラーのステーなどに市販の改造パーツを使用して仕上げています。またキットでは再現されていないドアの内張りを自作し、シートにハーネスを追加して内装を仕上げています。最近のスーパーGTはアニメなどのキャラクターとコラボした派手なカラーリングの車両が多数参戦していますが、DIRECTION RACING のポルシェはキャラクターが描かれていないにもかかわらず、きちんとエバンゲリオンの雰囲気が伝わるデザインが秀逸です。フジミの GT3Rにはデカールを差し替えて他のマシンを再現したキットが発売されており、こちらもデカール貼りが楽しめます。

エヴァンゲリオンRT弐号機DIRECTION ポルシェGT3R のマスコット キャラクター RACING ASUKAを1/24で作ってみました。  キットの箱絵にも描かれているアスカは、レースクイーンをイメージしたコスチューム姿でレースを盛り上げてくれました。それらしく作るのに苦労しましたが、マシンと一緒にディスプレイすると雰囲気が華やぎますね。